◆子犬の流通について
「うちの子犬、家に連れて帰ってきて、言われた通りほかの犬には接触していないのに、伝染病にかかったの・・」
「うちの子犬、迎え入れて2週間も経つのに、一向に警戒心が緩まないの・・」
こんなご相談がしばしば寄せられます。
この疑問に答えるには、
子犬はどこで生まれ、どのように育ち、どこを経由して新しい家族の元に迎え入れられたのか?
その流通を知ることからはじまります。
◇日本の子犬の流通はどうなっているのでしょうか?
スタートはブリーダー(繁殖者)から始まりますが、
1.ブリーダーから店頭を抱えるペットショップを通じて販売
2.ブリーダーから仲介業者を通じて直譲
3.ブリーダー直販
大きくは3分類に分けられるかと思います。
2と3は似ているイメージですが、お客様に対する販売元が全く異なります。
欧米では法規制面から、ほとんどが2か3のケースであり、仲介業者がペットショップになっているケースが多いのです。
近年、日本の動物愛護に関する法律も徐々に整備されてきましたが、日本は先進国の中では法規制が遅れており、まだまだ1のケースでの流通が主となっています。
◇子犬の流通経路はどうなっているのでしょうか?
子犬には絶対必要といわれている子犬の社会化期があります。
社会化期とは、生後3週齢〜3ヶ月間を言い、この時にリーダーである親や兄弟、飼育者から学習し、他の子犬や人間との付き合い方の能力が養われるのです。
この大切な時期に早期に親から引き離されたり、人間との接触のない子犬は、良きパートナーになる可能性が薄くなるなど、よく言われる「問題行動」をとる子の確率が高いとも言われています。
「ブリーダーから店頭を抱えるペットショップを通じて販売」では、色々なブリーダーから集められた犬猫が店頭に陳列されていますが、 競り市(ペットオークション)を通しているとしたらどうでしょうか。
感染症には潜伏期間があって、病原菌を保有したまま、まだ発症していないことがあります。
ですから、仕入れた時は元気でも、その潜伏期間があって判りませんね。発症していたら誰だって仕入れませんから。
感染症を持っていることがわからずに仕入れてしまった子犬がたった1頭でもいたら、他の犬も感染する確率が高くなる訳です。
店頭のペットショップから購入する場合は、
・いつから展示されているのか
・ワクチン接種状況
・親犬の性格や大きさなどを聞く、写真を見せてもらう
などを必ず確認することが重要です。
良心的なペットショップでは、仕入れたばかりの子犬を10日〜14日ほど隔離し、潜伏期間が切れて問題がないと判った時に、 店頭に陳列しています。1頭のために全滅したら大損害ですから。
ですから、潜伏期間をクリアしているか、ワクチンの接種がされていればより安心ですし、社会化期の早い時点から親犬から引き離されていないかを知るために、確認をしておいたほうが良いでしょう。
良心的なペットショップで正しい業者であれば、きちんと答えられるはずです。
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